◆ マラソンはいつもビリ
小学生のころ、体育の時間に一番嫌だったのがマラソン。
スタート直後に息が切れて、気づけば最後尾。毎回ビリ争いで、ゴールするたびに恥ずかしい思いをしていました。
しかも体型は肥満気味。階段を上るだけでゼイゼイ…。とても「運動が得意」なんて言える状態じゃありませんでした。ただし相撲はめっちゃ強かったです!
◆ プールとの出会い
そんな自分を見かねた親が、「水泳教室に通ってみたら?」と勧めてくれました。
正直、最初はイヤイヤ。顔を水につけるのも苦手で、25m泳ぐだけでバテバテ。
でも、プールに通ううちに気づきました。
「走るよりラクにできる」「水の中だと体が重くない」。
運動が嫌いだった自分でも、なぜか続けられたんです。
◆ 4年間の積み重ね
小学校の4年間、週に数回コツコツと通い続けました。
メニューは特別なものではなく、クロールや平泳ぎをゆっくり繰り返すだけ。
それでも全身を使う運動だからか、少しずつ体力がついていきました。
気づけば、階段を上っても息が切れない。
走ってもすぐに歩かなくて済む。
自分でも「なんだか変わってきたな」と実感できるようになりました。
◆ 人生初の「10位」
そして迎えたマラソン大会。
例年通り「どうせビリだろう」と思っていたら、まさかの結果―― 10位!
自分の母が一番驚いていました。
今まで後ろを走っていた自分が、前の集団に食らいついてゴールできたんです。
周りの友達も先生も驚いていて、その瞬間、自分の中で何かが変わりました。
◆ 水泳で体力がつく理由
あとで知ったのですが、水泳はこんなメリットがあるそうです。
- 全身運動で筋肉をまんべんなく使える
- 水の抵抗があるから効率的に心肺機能が鍛えられる
- 呼吸制限が自然にかかるのでスタミナが伸びる
- 体への負担が少ないから続けやすい
つまり、運動嫌いでも気づかないうちに「基礎体力」が鍛えられていたんですね。
◆ 運動が苦手な人へ
運動神経ゼロ、肥満体型、万年ビリ争いだった自分でも、水泳を続けたら変わることができました。
「走るのが苦手」「運動が嫌い」という人こそ、プールはおすすめです。
まずは水中ウォーキングからでもOK。
気づいたときには、きっと体力がついていて、今までの自分と違う景色が見えているはずです。
まとめ
- ビフォー → 肥満体型でマラソンはビリ常連
- プール通い4年間(クロール・平泳ぎ中心)※プール後のアイスがめっちゃ美味い!
- アフター → マラソンで10位にランクイン!
「走らずに走力が上がる」なんて夢みたいですが、これは実体験。水泳をやめる小学校6年の時には個人メドレー(クロール、平泳ぎ、背泳ぎ、バタフライの4種目)のタイムで合否が争われる水泳3級まで頑張れました!
だからこそ、同じように悩んでいる人に「水泳を試してみて」と強く伝えたいです