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遊技台サンドに会員カードの置き忘れ → 次のお客様が誤って貯玉を使用した時の最速・正確な対応マニュアル
遊技台のサンドに会員カードを置き忘れ、次に座ったお客様が誤って貯玉を使用してしまう。このトラブルは現場で頻繁に起こり、玉・メダル=お金である以上、迅速かつ正確な対応が求められます。
本記事では、実務に使える「初動対応 → 誤使用玉数算出 → お客様説明 → 返却処理」までの流れを体系的にまとめました。
▶ 関連:カード忘れが発生しやすい理由と防止策
サンドでのカード忘れは今回のような誤使用だけでなく、
カードを挿したまま離席してしまうケース が非常に多く、店舗トラブルの主要原因にもなっています。
また、現場の初動力を高めるには、
“聞き取りの正確さ” が重要であると解説した記事 も合わせて読むと理解が深まります。
1) 初動:まずは「誤って使用した次のお客様」の聞き取りから始める
✳️ 現場の最優先は 「誤使用したお客様の事実確認」 です。
- 落ち着いた状態で事情を聞く(責めず、事実だけを確認)。
- いつ座ったか、どれくらい遊技したか、どの操作をしたかを確認。
- 使用玉数は「時間 × 台の平均消費量」で仮算出し、あとでログと照合。
聞き取り時に必ず確認する項目
- 着席時刻(分単位)
- 退席時刻
- 押したボタン(貯玉再プレイ・玉貸しなど)
- どの程度遊技したか(体感でもOK)
2) 事実確認:カード使用履歴とカメラ映像で入れ替わり時刻を確定
会員カードの履歴(使用ログ)とカメラ映像は、誤使用の有無と時間を正確に示す重要データです。
【実務例】誤使用玉数の算出
- 次のお客様着席:13:10
- 退席:13:40(遊技時間30分)
- 店舗平均の消費量:20発/分
- 計算 → 30分 × 20発 = 600発
※実際は台の履歴・回転数・ログで最終確認します。
✔ 本人確認(顔と名前の一致)ができると対応精度が大幅に向上
貯玉の誤使用トラブルでは、「誰の貯玉がどの時間帯に使われたか」 を正確に突き止める必要があります。
そのため、会員カードの名義と来店されたお客様の特徴が一致していると、解決スピードと正確性が大幅に向上します。
- カード名義と本人の一致をすぐ確認できる
- カメラ映像との照合精度が上がる
- 誤使用と故意の線引きが明確になる
- なりすましリスクを排除できる
- 説明がわかりやすくなり、お客様の不安が減る
本人確認ができることで、誤使用玉数確定 → カードへの返却 → お客様への説明
この流れが非常にスムーズになります。
3) 被害会員様・誤使用したお客様 双方への案内方法
■ 被害会員様(カード忘れ)
- 丁寧に状況説明(カード忘れ→誤使用の可能性)。
- ログ・映像で確認中である旨を伝える。
- 誤使用分が確定したら会員カードへ返却。
- 必要に応じてカウンターで預かり処理。
■ 誤使用した次のお客様
- 落ち着いた説明で協力をお願いする。
- 故意でなければ過度に責めない(接客上の基本)。
- 誤使用分は店舗処理として返却対応。
4) スタッフ用「対応フロー」チェックリスト
- 現場保全:カードを拾って勝手に移さない。カウンター預かり。
- 誤使用者の聞き取り(着席時間/操作など)。
- 使用ログで残高減少の有無を確認。
- カメラ映像で入れ替わり時間を特定。
- 誤使用玉数を確定し、会員カードへ返却。
- 対応内容を店舗インシデント記録に残す。
5) インシデント報告テンプレート(コピペ可)
【発生日時】 【台番号】 【忘れ物】会員カード(会員番号:) 【被害会員】 【誤使用したお客様】 【聞き取り内容】 ・着席: ・退席: ・操作内容: 【店舗確認】 ・カード使用履歴: ・映像確認: 【誤使用玉数】 【対応】 【担当者】 【備考】